■維新参加、選挙目当ての変節?離党議員に批判も(YOMIURI ONLINE 9/12)


http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120912-OYT1T00221.htm

※リンク切れはご容赦願います。



私個人としては、維新の会の主張には必ずしも納得していないので、擁護するのも変なのですが・・・。



「選挙目当てだ」という主張をする人は、自分がそう考えている(そうしたいけれども「我慢している」)ことを投影して発現しているだけなのではないか・・・そんな事を感じなくもありません。



政治家は、自らが主張する政治信念を実現してなんぼです。政党に所属するのも本来はそのためであって、考えの違いがあれば乗り換えるのは、それほどおかしい事ではないでしょう。



「党のバックアップを受けて当選したんじゃないか」



確かにその通り。でも「党のバックアップ」が当選における最大要因であるのであれば、政治家個人に投票する小選挙区制など必要ありません。小選挙区制度の理念は、独立した個人としての政治家を「考えが同じ」政党が取り込む構図が前提で、政党が推薦する政治家を当選させる前提であれば、個人に投票する制度など不要で、最初から政党に投票すれば良いのです。



・・・とまぁ小難しい理屈はさておき、選挙目当てかどうかは、本来「その政治家の日頃の主張と矛盾しているかどうか」で決まってきます。いつも言っている事と違うのであれば、それは確かに選挙目当てと言われても仕方ありません。ですから、本来そのように主張すれば良いのです。



もっとも、そうした「主張」に踏み込んで批判しようとすると、実は「前の選挙の時の方が選挙目当てだった」なんて、逆の構図になってしまうなんて事もあるかもしれません。



そうした場合は、そんな政治家を推薦した政党も「議席目当て」だったという事になるので、そのあたりには触れないのが「大人の事情」なのかもしれませんね。