■「助けて」1日2万件、死にたい・食べてない?(YOMIURI ONLINE 5/31)


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120531-OYT1T00681.htm

※リンク切れはご容赦願います。



重い話題で恐縮ですが、3月からスタートした無料相談ダイヤルがパンク寸前になっているというニュースがありました。

東日本大震災後の社会不安の高まりを受けて設置されたというこのホットライン。記事では「深刻な悩みも多く、厳しい世相を反映している」と紹介されています。



1日約2万件の電話に対して、つながるのは約1200件程度というのは、もう少し増強できないものかと思いますが、個人的にはこうした「相談が寄せられる」というのは、必ずしも悪いことではない、という気がしています。



もちろん、悩みがない世の中になるのが理想ですが、それはあくまでも理想論。悩みがあるのであれば、一人で抱え込むのではなく、相談できる社会にするというのが大切でしょう。



これまでは、「相談したいけど人には言えない」「どこに相談したらよいか分からない」「こんな悩みを相談するのは気が引ける」と、自分の中に溜め込んだ挙句・・・といった事も少なくなかったのではないでしょうか。

(多分、今でもまだまだ多いのではないかと思います。)



悩みがあれば吐き出す。それがどんな些細な事でも、むしろ些細な事でも相談できる雰囲気があるからこそ、深刻な悩みも抱え込まずに相談できるようになるのではないか。そんな気がするのです。



そんな訳で、このホットライン、やや不謹慎かもしれませんが、さらに税金をつぎ込んでも良いので、もっと活発になれば良いと考えています。むしろ「些細な相談はやめよう」といった論調にならないだろうかと、心配しています。