■農業再開には未だ瓦礫撤去の「復旧」が必要(東北復興新聞 4/10)


http://www.rise-tohoku.jp/?p=1553

※リンク切れはご容赦願います。



震災瓦礫といえば、最近は広域処理の受け入れの話題が中心で、すでに撤去については終わりを迎えているかのような印象を抱いてしまいますが、実はそうではなく、特に農地のような「土そのものが重要」な土地においては、まだまだこれから、ということのようです。



「地中に残っている細かな瓦礫」があるからです。



記事にはこのように紹介されています。



地中の瓦礫を除く

→水路を確保

→水田なら塩を抜く

→土地を馴らして再開



もちろんこの前には、「地上の瓦礫を除く」というステップがあり、実際にはようやくそこまでが終わったばかり、という訳です。



一反をきれいにするのに300人のボランティアが必要・・・記事で紹介されている方法は、「一列に並び、土を一定の深さまで掘り起こしつつ、手作業で瓦礫を広い集めていく」という、まさに人海戦術なやり方。田植えを連想させますが、姿勢も含めて相当ハードな感じがします。



記事で紹介されているのは、仙台市若林区ですが、津波の影響は沿岸全域。当然農地もここだけではなく、数多くあるはずです。



漁業がクローズアップされることが多いですが、農業も深刻だよなぁ・・・と改めて考えさせられる記事でした。