■切手の貼り過ぎ装う差額請求が多発 悪用防止へ制度変更(asahi.com 2/29)


http://www.asahi.com/national/update/0229/TKY201202280796.html

※リンク切れはご容赦願います。



金券ショップで安く買った切手の返金で儲ける・・・という話題なのですが、個人的な感想としては「がんばるなぁ」というのと「何が問題なのか」というものです。



「がんばるなぁ」というのはさておき・・・



同じような仕組みになりますが、書き損じのハガキや未使用の切手を集め、換金や通信費代わりに使うというNPO団体は結構あります。さて、これは「悪用」なんでしょうか。



こうしたはがきのカウントをボランティアでやっていると、実に驚くほどの数のハガキや切手が「使われずに」眠っているという事が分ります。それを見ながら思ったのは、



「郵便局はこれのお金はもう受け取ってるんだよね・・・」



ということ。本来こうしたものは「通信費」として、そのサービスが成立した時に支払いが発生するものではないかと思うのですが、こうしたはがきや切手は、実は「サービスは提供されないまま、先にお金だけ払われている」状態なのです。



「(商売として)おいしい・・・」



と思ってしまったのは私だけでしょうか。何しろお金を払ったままサービスを受益していないはがきや切手がこれだけあるのです。

通信というサービスを提供した後に「返金」というのはもちろん「悪用」ですが、そうしたコストを負担していないものに返金を求められたからといって、それを「制度の悪用だ」というのは、ちょっとないんじゃないかと・・・。



ちなみに昨日私がカウントしたはがきは額面50円を1400枚。つまり7万円分。郵便局は(印刷等のコストはさておき)すでにその7万円を懐に入れていますが、もちろん通信というサービスは提供していません。



その7万円を返してください・・・って、そんなにおかしい事でしょうか。(しかも手数料を払う。)

それとも郵便局が提供しているのは、はがきや切手という「モノ」であって、「通信」というサービスではない、という事なんでしょうか。