■元審議官「嫌だったが妻の取引だから」インサイダー否認(asahi.com 1/30)


http://www.asahi.com/national/update/0130/TKY201201300069.html

※リンク切れはご容赦願います。



そうですか、元審議官で現在は大臣官房付となると、相当な地位にあるということだと思いますが、そんな人でも奥さんには頭があがりませんか・・・ちなみに、もしこれが本当だとしたら、



・奥さんを大切にする愛妻家

・奥さんを恐れる恐妻家



のどっちなんでしょうね・・・という感想はさておき、自分だろうが妻だろうが、経済産業省に勤めているような人が、そもそも株取引をしても良いのでしょうか、というのが素朴な疑問。



先日ポッドキャストで耳にしたのですが、日経の記者さんは家族を含めて株取引は禁止だそうで、奥さんがある日突然「カブを買った」と話すのにびっくりしたという笑い話(もちろん株ではなく蕪の話)とともに紹介されていました。



経済産業省にはその程度の内規(本人についてはあるようですがそれも「担当している企業」という緩さ)もないのか・・・かりに明文化されていなくても、暗黙の了解さえないのか、ということで、この問題は「インサイダー取引」という次元とは別の議論が必要なのではないか、という気もします。

(組織としてのガバナンスや、関係者としてのモラルといった話でしょうか。)



もっとも逆の見方をすれば、こうした「関係者」が買わないと、株式市場自体が成り立たないという「購入は必要悪」みたいな時代があって、その名残という事なのかもしれません(注:想像です)。



それにしても、それって通る言い訳かよ!と思ってしまうのがこのセリフ。



「自分が担当する業界の株を購入するのは嫌だったが、妻の取引だからと思って最終的に引き受けた」



せめてもう少しましな物言いはありませんか。



「自分が担当する業界の株を購入するのは問題だと思ったが、妻の取引だと思って最終的に引き受けた」

「自分が担当する業界の株を購入するのは嫌だったが、妻の取引なので断れなかった」

「自分が担当する業界の株だが、妻の取引なので問題ないと考えた」





・・・だめか。○| ̄|_