■アサヒビール 営業担当者にiPad導入、「直行直帰」増やしワークスタイル変革(ITPro 1/26)


http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/JIREI/20120125/379314/

※リンク切れはご容赦願います。



アサヒビールさんが約150人の営業にiPad2を配布し、モバイル環境での仕事を支援する体制を整える、とのこと。見出しにあるように、「直行直帰」を増やし、取引先への訪問時間を増やす事を狙っているようです。



導入は2012年4月から。「iPadってそろそろ3の噂があるけどなぁ・・・」というのはさておき、基本的に決められたアプリで使う場合には多少型落ちでも問題ありませんし、すでに試験運用は済ませて効果も実証済みのようです。



iPadは私も(1ですが)使っていますが(もちろん仕事以外)、実際「何でもする」のではなく「これとこれとこれをする」と決めてしまえば非常に便利です。今使っていての不満はといえば、Wifiモデルにしているために「どこでも通信可能」という訳にはいかない点ですが、そのあたりも使い方の問題でしょう。(おそらくアサヒビールさんは3Gモデルを導入すると思いますが・・・。)



また、実際にお目にかかったことはないのですが、動画や資料をiPadで見せる事のプレゼンスはどうでしょう。何回か目にすれば当たり前になるでしょうが、最初の数回はお客様も興味津々かもしれません。(そしてむしろライバルとしてはそれが普通になって以降のデバイスの落差をどう埋めるか、が問題になるかもしれません。)



さて、こうしたワークスタイルの変革でちょっと気になるのは、従来あったような「コミュニケーション」の部分はどう維持するの?ということ。日本的といえば日本的ですが、こうしたノマドワークを薦めようという時に、まず反論として挙げられる事が多いだけに、アサヒビールさんではどのように解消しようと考えているのか、ちょっと興味があります。



アフター5(古い・・・)に、集まるスケジュール調整のための独自アプリが入っていたりして・・・(笑)



ところで、実は記事の中でどうしても気になってしまった事が・・・



現時点ではiPadから社内の業務システムにアクセスするためには、各社員の自席パソコンを立ち上げておく必要がある



えええええっ!?



実際のところどうするんでしょうか。社内の業務システムに外からアクセスできることに意味があるのに、そのためには自席のパソコンを立ち上げておかなければならないなんて・・・。



もちろん今後直接アクセスできるような環境は整えていくようですが、なんとも気になってしまう記事なのでした。