■ごみ「認識甘かった」と反省?小金井辞職市長(YOMIURI ONLINE 11/2)


http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111102-OYT1T00314.htm

※リンク切れはご容赦願います。



「甘かったのはあなただけではないですよ・・・」とやや同情しつつも、「辞めてどうにかなるものでもないんだがなぁ・・・」という感じでしょうか。



小金井市のごみ処理を巡る問題を簡単に整理してみます。



1.元々小金井市では、市内の焼却施設の老朽化に伴い、新たな施設を作るまでの「つなぎ」として周辺自治体に処理を委託しており、委託費用を払っていた。



2.今年4月の市長選で新たに市長になった佐藤市長は、選挙においてその委託費用を「ムダ使い」と発言。それが理由かは不明だが、市長に当選。



3.その発言をきっかけに、周辺自治体が委託受入を拒否。



こんな感じでしょうか。そのあたりが詳しく書いてある下記の記事を読むと、この状況に対して、「引き受ける側も『おいしい仕事』なのでは」と発言する市民(しかも会場からの拍手付き)もいらしたようです。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/feature/tokyo231320077852238_02/news/20111101-OYT8T00106.htm?from=popin



・・・何たる甘さ。甘いどころか、この市民の発言には傲慢ささえ感じます。そもそも「つなぎ」だったはずなのに、新しい処理場の建設は実現の見通しも立っていません。その理由はおそらく「市民の反対」のはずです。



自分達のところでは受け入れていないゴミの処理を、周辺に押し付けた挙句、お金を払っているからそっちもおいしいでしょう・・・って、おいしい仕事だったらとっくに市内に処理場はできているはずではありませんか。



そんな訳で、小金井市民の方には同情どころか怒りさえ感じてしまいます。

市長の問題ではなく、市民の問題なのは明らかです。





さて、どうやら周辺自治体も一部受け入れを決めたようですが、

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111104-OYT1T00511.htm

これが、「市長の辞任により怒りを鎮めたから」と考えるのは大間違いでしょう。



私だったらこう考えます。



「このままほおっておいたら、奴ら市民は不法投棄を始めるに違いない」



ギリシャの騒動を笑えない民度だよなぁと思いつつ、さて、小金井市民は次に何をするのでしょうか・・・などと考えてしまいました。



まさかつけあがって従来通りの路線で行こうとするわけではないですよね。