■節電国会 「暑い」論戦 3度高い設定でも上着は義務(asahi.com 7/29)
http://www.asahi.com/politics/update/0727/TKY201107270344.html
※リンク切れはご容赦願います。
「ネクタイはしなくてもいいが、上着はこれまで通り着用が義務づけられている。衆院の議院運営委員会の理事会の申し合わせで決められた。」
・・・いやいや、そんな取り決めをしている限りは「暑い」なんて言い訳にしかならないでしょう。
昨年までは25度だったという空調の設定温度が28度になったという国会の本会議場。今頃ですか・・・という感想はさておき、温度は上がっても上着着用というのは、かわいそうと思いつつ、政治家としてその意思決定は「情けない」のではないか、という気がします。
衆参両院は、電力使用制限令の対象だそうですので、もちろん例外的に認められるなんてことはありません。照明を落としたら議員の居眠りが増えるんじゃないか・・・というツッコミはさておき、こんな取り決めをされてしまったら、施設を運営するスタッフの苦労は大きそうです。
さらに会議場はともかく、問題なのは各議員の事務所。エアコンを使わない議員から24度設定にする部屋まで、対応は様々。どうせなら議員ごとに設定温度を公開ぐらいしたらどうなんでしょう。
「遠方からの来客を蒸し暑い部屋に通せない」
・・・それは「政治家のお客は特別」と言いたいということでしょうか・・・。
「パソコンやコピー機の熱で暑く、窓も開けられない」
・・・使用を控えましょう。そもそも「各部屋にコピー機」なんてもったいなくないか・・・。
「議員が外から戻った時は汗がひくよう、一時的に冷やしている」
・・・議員は冷房の効いた車で帰ってくるのではないのでしょうか。まさか電車で移動???
とはいえ、最後にあるように「国会で節電をすることにメッセージ性がある。メリハリのきいた節電で昨年比17%減は達成したい」のはまさにその通り。「(議員に)強要はできない」って、強要されてやるようでは何らメッセージ性はない訳で、目標が25%なら17%なんて弱気な話はして欲しくないものです。
とりあえず上着着用は撤廃してはどうでしょうか。当たり前ですが、大切なのは「服装」ではなく「議論の中身」のはずです。