花見自粛しないで 復興支援に東北の地酒を 岩手の蔵元(asahi.com 4/6)

http://www.asahi.com/national/update/0406/TKY201104060134.html
※リンク切れはご容赦願います。

東京でも桜が咲き始め、この週末は(晴れれば)花見ができそうです。

「自粛せよ」とのたまった某都知事候補者は、賛成して花見を自粛した人たちが投票所に足を運んで自分に投票し、反対して花見をした人たちが投票を忘れて棄権する事を狙った・・・かどうかは分かりませんが、どちらも「自粛」はせずに行いたいですね。

26万件(すでに30万件を超えているようですが)を超える視聴があったというこのメッセージ。実は私はまだ見ていないのですが、今回の震災にあたって何かを「自粛」しようと思った人は、「配慮」と「自粛」は実は違うかもしれない、ということを考えてみても良いのではないかと思います。

自粛・・・自分から進んで、行いや態度を慎むこと。
配慮・・・心をくばること。心づかい。

あくまで私の解釈ですが、「自粛」は自己完結する行為、「配慮」は相手があっての行為ではないかと考えています。行いや態度を慎むのは、自分だけの判断尺度でも可能ですが、心づかいは相手にそう受け取られて初めて成り立つような気がするのです。

もちろん、自粛という言葉や意味自体は悪いものではありませんが、一歩間違えると自己満足的な行為に陥ってしまうのではないか・・・今回の震災後に広がる「自粛」ムードにはそんなことも感じました。

当たり前ですが、過剰に羽目を外すことが良いとは思いません。
(そもそもいつもの花見のマナーそれ自体は、必ずしも良いとはいえないでしょう。)
そこは「配慮」しつつ、週末は東北のお酒で杯を傾けてみるのも良いのではないでしょうか。

また、イベントとしてはどうしても中止せざるを得ない場合は、その費用を寄付などしてみると良いのかもしれませんね。