新入社員研修にiPad、CO2を4トン削減(YOMIURI ONLINE 1/17)

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110117-OYT1T00746.htm
※リンク切れはご容赦願います。

NTTデータが、新入社員向けの研修用に、iPadを導入するそうです。
紙の資料の印刷に伴う経費を約55%削減し、CO2の排出量も年間で4トンの削減になるとか。

研修もそのまま使えるのか、終了時に返却する場合、資料はどうなるのか・・・といったことも頭をよぎりましたが、何よりも驚いてしまったのは、この一節。

「NTTデータの新入社員研修は例年、500人以上が受講し、A4判換算で計約160万枚の紙の教材を使っている。この半数をデジタル化する。」

ひゃ、160万枚?

単純に500人と考えた場合、1人に配布される資料は3200枚。
オフィスで使用しているA4用紙は500枚を一束として5束が段ボール一箱ですが、それより多い・・・新入社員研修でですよ。

それだけハードな教育を行うということかもしれませんが、それは紙削減云々以前に、資料の内容から見直した方が良いんじゃないでしょうか。iPadの導入で半数を削減という事は、それでも1600枚は紙として配布されることになります。

CO2排出量を約4トン削減って、別に胸をはれるようなことじゃなくて、今まで無駄に排出していたってだけなのでは・・・などと思ってしまいました。
他の研修ではどんだけ出力しているのでしょう。


それにしても、「通信機能を使ったテストなどで受講者の理解度を把握するほか、出欠確認や研修後のアンケート集計にも活用し、運営面の効率化を図る」とあるんですが、研修中はWiFiで使うにしても、研修後の通信環境はどうするんでしょうか。まさかSoftBankと契約するってのは・・・。
(そもそもGalaxyTabやGalapagosじゃなくてiPadという選択は、社内的に抵抗はなかったんだろうか、と余計な心配をしてみたり・・・。)