シニア世代、元気もりもり 健康ブームで体力右肩上がり(asahi.com 10/11)

http://www.asahi.com/national/update/1010/TKY201010100338.html
※リンク切れはご容赦願います。

かくして若年世代の負担する年金は、高齢世代の更なる延命努力に注ぎ込まれる・・・というのは毒づきすぎかもしれませんが、正直な話、

週4日ジムに通う時間と費用をどう(若者に)捻出せよと?

という気になってしまったのは確かです。

「バランスや柔軟性の数値も良くなっており、若い世代より体力アップ傾向が顕著だ。」
「ランニングや筋トレのマシン、水泳、スカッシュ、フラダンス教室??。平日の日中に汗を流すのは大半が中高年だ。」

と記事にあるのを見ると、体力増進に何より必要なのは、「若さ」よりも「財力」と「時間」だということが、如実に現れた結果ではないかという気がしてしまうのです。
(もちろん、だからといって若者の体力を上回るわけではないのでしょうが・・・。)

同じ世代でも、「まだ現役で働いている(農業など体を使う仕事は別として)」「ジムに行くほどお金がない」場合は全く違う結果が出てしまうのではないか。

とはいえ、スポーツ市場にとっては、けん引役としてのお年寄りの存在は福音でしょう。特に貴族のたしなみから生まれてきたような、「お金のかかる」スポーツは、激しさや負担も少ないため、お年寄りにとっても、市場にとってもうれしいわけです。

ジムというのも、トレーニングの場というよりは社交の場に近いようですし、この市場はまだまだ元気になるのかもしれません。

・・・そこに吸い取られていく若者の元気だけが心配要素でしょうかね。