「ま、解散について、コメントは?」19日の鳩山首相

asahi.com 4/19)

http://www.asahi.com/politics/update/0419/TKY201004190320.html
※リンク切れはご容赦願います。

「ま、」って何ですか・・・。

基本的に毎日行われている、首相官邸での記者団との会見の内容を伝える記事ですが、内容はさておき、発言があまりに逐語的なのが気になってしまいました。

この部分記事の原文はこうです。

    • 仙谷大臣が日曜日放送のテレビ番組で、総理の退陣と衆参同日選の可能性について言及したことについて、どう思うか。

「ま、解散については、わたくしはコメントすることはありません。ま、仙谷大臣から電話、電話ありましてね、『これは自分の本意で話した話ではない。聞かれたから答えただけだ』ということでありました。わたくしからコメントすることはありません」

確かにそのとおりに言っているのでしょうが、それにしても読みづらい。
特に記者の質問のほうはすっきりしているので、そのコントラストがさらに気になります。同じような形で発言を整理するならこうでしょうか。

「解散についてコメントすることはありません。仙谷大臣からは『自分の本意で話した話ではなく、聞かれたから答えただけ』ということでした。」

とはいえ、これでは少々無機質です。発言らしく整理するなら、この程度でしょうか。

「解散については、わたくしはコメントすることはありません。仙谷大臣から電話ありましてね、『これは自分の本意で話した話ではない。聞かれたから答えただけだ』ということでありました。わたくしからコメントすることはありません」

助詞については使い方次第で文意が変わる可能性がありますが、「ま、」が必要な理由が見当たらず、他にも「あー」とか「おー」とか、文筆のプロともいえる新聞記者の書いたものとしてはどうなのだろうか、という気がします。

ま、余計な編集が入らないように、えー、官邸側がこう書くような指導をしている可能性も、あー、ありますが・・・。