若林氏「魔が差した」、青木氏「想像できぬ」

YOMIURI ONLINE 4/2)

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100402-OYT1T00461.htm
※リンク切れはご容赦願います。

だ、代返ですか・・・?

というのが大方の人の最初の感想ではないでしょうか。
青木氏はもちろん否定していますが、代返をお願いした人間がお願いしたことを認めるわけがないと考えれば、仮に真実だとしてもイメージ上は大きな打撃になるのは間違いありません。

実際、そんなことは想像もできないと言っている青木氏ですが、ばっちり隣席に手を伸ばしている若林氏の写真や、途中退席したにもかかわらずしっかり立っている青木氏の氏名標(本人が着席してこの立て札を立てると投票ボタンが押せるようになるそうです。もちろん退席時には倒すものでしょう)を見ると、疑わしさは満点です。

そしてもう一つ気になってしまったことが・・・。

途中退席した青木氏ですが、「予定がある」と若林氏に伝えて退席したとのこと。

国会議員って、本会議(しかも投票)より優先される予定があるのかよ!?

・・・というのが、個人的な素直な感想です。与党優位が動かない以上、投票しても無駄、ということかもしれませんが、まるで「誰に投票しても政治は変わらないから投票に行くのは無駄」と考えるのと同レベルのような行動ではありませんか。

むしろ問題にしたいのはそちらのような気がしなくもありません。国会議員が最大の仕事であるはずの議会での投票をほっぽり出して退席。まさに「想像できない」事態です。
仮に「代返」であっても、それが本人の意思であったなら、期日前投票のようなものです。投票しないで退席するほうが、国会議員としてはるかに問題ということはないのでしょうか。

少し前に原口総務相予算委員会への遅刻が問題になったことがありますが、投票する時に席を外してても特に問題がないという程度の覚悟で彼らが政治に望んでいるのであれば、まあ結局その程度ということか、という気になってしまいます。

「魔が差した」という若林氏はもちろん問題になってしかるべきですが、本会議に他の予定を優先させて「退席する」議員の責任や資質はどうなんだろうか・・・と考えさせられた出来事でした。