電車内の迷惑行為、1位は「騒々しい会話」 民鉄協調査

asahi.com 12/20)

http://www.asahi.com/national/update/1220/TKY200912200212.html?ref=any
※リンク切れはご容赦願います。

今年最後なので軽いネタで。
日本民営鉄道協会が行った、駅や車内でのマナーについてのアンケートで、迷惑行為の1位は「騒々しい会話・はしゃぎ回り等」だったのだそうだ。今年は「音」の問題を迷惑と感じる割合が多かったという。

確かに、自分の感覚でも「携帯電話の使用を注意するぐらいならグループで大声を出してる輩を注意しろよ」という気持ちはある。ちなみに「携帯電話」は4位だが、男女別で見ると男性は2位で女性は7位。男の方が携帯を気にする傾向があるらしい。(総合の2位は「ヘッドホンの音漏れ」だ。)

さて、記事から読み取れる情報では、昨年の1位は「座席の座り方」(今年は3位)で、3位は「騒々しい会話・はしゃぎ回り等」となっている。

が、「昨年の2位」の情報がない。今年と同じような傾向で、上位3つが固定と考えるのなら「ヘッドホンの音漏れ」が2位ということになるが、気になったので日本民営鉄道協会のホームページで調べてみた。

音に関する迷惑行為が上位に!
〜平成21年度「駅と電車内のマナーアンケート結果発表」〜
http://www.mintetsu.or.jp/society/news/Individual/7271.html

昨年の2位は・・・「泥酔状態での乗車」だった。
ちなみに今年の場合「酔っ払って乗車する」は9位にランクインしている。2位から9位とは急降下だ。(ちなみに男女別に見ると、「携帯電話」とは逆で、女性が7位で男性が11位という結果だそうだ。これも押して知るべし。)

この順位の急変動の原因はなんだろうか。多分、「気にならなくなった」のではなく「目立たなくなった」のだろう。不況により外食や飲み会が減少し、その結果「泥酔して電車に乗る」人自体が減った(いなくなったわけではないだろうが)ということではないだろうか。

いやいや、実は少し景気が回復して、タクシーで帰る人が増えて、酔っ払って電車に乗る人が減ったのでは?なんて想像をしても良いのだが、いずれにしても、「気になる人が減った」のではなく「目にする機会が減った」のではないかという気がする。
(もっとも、「騒々しい会話・はしゃぎ回り等」というのは、多くの場合しらふの人間ではなく酔った人間のやることなので、案外視点が変わっただけなのかもしれないが・・・。)

さて、「ヘッドホンからの音漏れ」は昨年は5位。今年は2位だからやはり傾向として「音が気になる」人が増えているということはありそうだ。最近自分もヘッドホンで音楽を聴いている機会が増えたので、気をつけなければ・・・。